2011年12月5日月曜日

箴言

村上春樹さんの『東京奇譚集』という小説がありますけれど、村上さんの話も幽霊話が多いんですよ。(略)

エッセイで読んだんですが、村上さん自身、調子がいいときなら、自分の前に座った人の職業や家族構成くらいはわかるって言うんです。「こんなこと誰でもできるんだから、おおげさに言い立てたり、商売にしたりすることじゃない」というのが、彼のオカルト嫌いのロジックです。

「現代霊性論」p.131 内田樹氏談

0 件のコメント:

コメントを投稿